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浜町かねこ 店主 金子泰史さん

日本橋浜町。かつては、広大な武家屋敷が広がっていた古くから続く江戸の街。歴史と伝統を受け継ぎながら、変わりゆく街の息遣いをそこで暮らし営む人々の言葉を通して魅力を紐解きながらお届けします。

今回は、トルナーレ日本橋浜町近くに、昨年8月にできたばかりの蕎麦屋「浜町かねこ」。ミシュラン一つ星の名店「蕎楽亭」で腕を磨いた若き店主、金子泰史さんをお訪ねしました。

神楽坂のミシュラン一つ星の名店「蕎楽亭」で10年

ーまず、蕎麦の道に入ったきっかけを教えて下さい。

15年前、サラリーマンとしてアパレルの営業をやっていました。その頃、手に職をとずっと考えていて、ピンときたのが飲食でした。最初は、居酒屋で何かを温めたり焼いたりする簡単な調理ばかりで、何かが違うと。
より、本格的に学びたいと思い、和食の専門学校に入りました。卒業のタイミングで、その頃まだ市ヶ谷にお店があった「蕎楽亭」がスタッフを募集してました。自分としても蕎麦の手打ちの格好良さに惹かれていたので、見学しに行き沢山学べるのではないかと応募し、そこから丸10年お世話になりました。ちょうどその頃、蕎楽亭が神楽坂に移転したりして、スタッフも増え任されることも多くなり、それが励みになり仕事が身についたと思っています。
そして、昨年の8月に「浜町かねこ」を開店しました。

浜町 かねこ 店主 金子泰史さん2

昼から呑んでつまみを食べ蕎麦で〆る – 江戸蕎麦の伝統的スタイル

ーなぜ日本橋浜町を選んだのでしょうか?

元々、人形町界隈を目安に考えていて、街の雰囲気だったり、自分のやりたい蕎麦店のスタイルでやっているところがあまり無かった。昼からお酒を飲んでつまみを食べて蕎麦で〆るという江戸蕎麦の伝統がありまして、こういったスタイルでやっているお店が少ないのではないかと。「蕎楽亭」在籍当時からこちら界隈に引越してきて住み始め、物件を探していたところ、「蕎楽亭」の常連さんだった安田不動産の方と懇意になりこの場所を紹介いただいたのがきっかけです。
「蕎楽亭」の店主、長谷川さんにも色々と相談して応援していただきましたね。

ー開店からこれまで営業してみて何か変わったことはありますか?

最初は、蕎麦打ちから調理まで全て一人で行っていたので、仕込みに時間を割いてさっと出せる料理が多かったのですが、今は調理場のスタッフも増えて、天ぷらの種類も増やすことができ、やっと自分が描いているお店のイメージに近いおもてなしができるようになってきました。

浜町 かねこ 店主 金子泰史さん3

古いものと新しいものが程よく混合された街 – 日本橋浜町

ー住んで、お店も営んでいらっしゃる金子さんから見て、外から見る日本橋浜町と内から見る日本橋浜町はいかがでしょうか?

頭に日本橋がつくので、最初は敷居が高いイメージがありましたが、常連さんも住んでいる方も決してそうではなく良い意味で庶民的です。ただ、その中でも洗練されていて品がありますね。昔ながらの料亭があったり、トルナーレ日本橋浜町などの新しいビルなどができたり、古いものと新しいものが程よく混合された住みやすい街だと感じています。都会ですが、町会もしっかりしていて、毎年夏に浜町公園で行われる「大江戸まつり盆踊り大会」はとても盛り上がっています。

ー最後に、金子さんにとっての日本橋浜町のおすすめスポットを教えて下さい。

この街は、近所に川がある環境が特徴だと思っています。自分に子供がいるというのもありますが、浜町公園と隅田川テラスはおすすめです。河岸に都会の街並みをみながら散歩するのは、気分転換にもなるので好きですね。
あと、とっておきの場所としては、地元密着のスーパー「プロデュース」ですね!
お店の食材も買い出しにいきますし、良いものが安く手に入るので、とても重宝しています。

浜町 かねこ 店主 金子泰史さん4

浜町かねこ

〒103-0007
東京都中央区日本橋浜町3-7-3
電話: 03-4291-3303

[取材日: 2016.3.18]
写真:山﨑瑠惟 文:本宮康晴

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