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トルナーレ日本橋浜町商店会会長、

パティスリーISOZAKI オーナーパティシエ 磯﨑賢博さん

日本橋浜町。かつては、広大な武家屋敷が広がっていた古くから続く江戸の街。歴史と伝統を受け継ぎながら、変わりゆく街の息遣いを、そこで暮らしを営む人々の言葉を通して魅力を紐解きながらお届けします。 今回は浜町に新しい風を巻き起こすきっかけとなった再開発事業「トルナーレ日本橋浜町」に自身のお店を持ち、同施設の商店会会長も務めるパティスリーISOZAKIのオーナーパティシエ磯﨑賢博さんに会いに行きました。

“都会と江戸が交錯する街”で愛されるパティスリー

ー お店のオープンは2006年。トルナーレができた一年後ですよね。

ここの前は墨田区の向島でパティスリーをやっていました。東京の東側のエリアにこだわって出店場所を探している時にたまたまご縁があり、ここにお店を構えることに。浜町とケーキ屋ってミスマッチな感じがしますが、トルナーレが出来てからのこの11年で新しい住民やオフィスワーカーも増え、街の変化を日々肌で感じています。僕はこの街のことを“オフィスが立ち並ぶ都会と江戸が交錯する街”と言っています。トルナーレを中心に新しい街づくりが進む一方で、地元のお祭りではみんな必ずお神輿を担ぐというような、新旧が入り混じっているところが浜町の魅力だと思います。

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ー ケーキ屋さんはお祝いや記念日だったりと、街の人の生活の大事なシーンを担う存在だと思います。

毎年誕生日ケーキを買ってくれるファミリーもいらっしゃいますし、この街で暮らす人々の人生の節目に関われるのはうれしいです。またオフィスもあるのでビジネスシーンでご利用いただいたり、昔からの住民の方も買いに来てくださいます。伝統的なフランス菓子だけに縛られず和の食材を取り入れたりと、自分の感覚や街の人のニーズに合わせて作るお菓子も変化してきて、それが結果的に“自分のお菓子”になっていっていると思います。

街の進化を先導するトルナーレ日本橋浜町

ー 磯﨑さんはトルナーレ日本橋浜町商店会の会長も務めておられますが、商業ビルに商店会があるというのは珍しいですよね?

新しい形だと思います。メンバーになってくれている大手チェーンのテナントさんなどに聞くと、他の地域ではこうして商店会に入って地域と関わることは少ないようです。メンバーが少なくほとんどがオーナーではなく店長さんなので、他の商店会さんよりも活動時間や予算などの制約が大きいのですが、それでもトルナーレ日本橋浜町商店会が成り立っているのは「このビルを盛り上げて、浜町を引っ張っていくぞ!」という気持ちを各自が持って一丸となっているからだと思います。

ー 商店会ではどんな活動をされているのですか?

不定期でイベントを開催したり、最近は浜町マルシェに協力させていただいたり。トルナーレの広場は中央区のイベントや、東京マラソンと連動したイベントなど、浜町の拠点として使われることも多いので、そういった意味でも商店会のメンバーの連携をさらに高めていきたいと思っています。

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街の風景に溶け込んでいく新しい風

ー ここでお店をやってみて、浜町のどんなところに魅力を感じますか?

人が優しいですよね。僕はもともとよそ者ですが、ご縁があってここでお店をやらせていただいてもう10年たちますし、商店会の会長を務め、町会の青年部にも入れてもらい、お祭りなどの神事にも参加させてもらって、「オラが街」という意識も芽生えてきましたね(笑)。最近では浜町で働くオフィスワーカーがお祭りのお神輿に参加していたり、新しくこの街に来た人が地元に関わる姿も多く見かけるようになりました。トルナーレの前にある「浜町神社」は僕の守り神で、何かあると手を合わせています。

ー これからますます変化していく浜町ですが、どんな街にしたいですか?

もっともっと住む人が増えてくれたらいいなと思います。一般的には、日本橋には“住む場所”というイメージはないと思います。誰もちょんまげを結っていないのに、「日本橋=江戸」という固定観念も根強い(笑)。夏には毎週お祭りが開かれるみたいなこの街らしい風情も残りつつ、住む所はもちろんケーキ屋やスーパーがあり、オフィスもある。都会と住まいがミックスされた街なんだというイメージが、定着したらいいなと思います。そのために、我々の商店会も生活に密着できるような街づくりを目指しています。住む人にうれしいお店やマンションも増え、住みやすく子育てもしやすい街になったら、浜町はもっと楽しくなるのかなって思います。

人々の生活に寄り添う街のケーキ屋さんとして、また浜町のシンボル「トルナーレ日本橋浜町」の商店会リーダーとして、新しい力で街の発展をリードする磯﨑さん。現在、浜町のご当地スイーツを絶賛開発中で、浜町をイメージした丸くて甘いあのフランス菓子が完成する予定だそうです。甘いお菓子の香りに誘われて、浜町を訪れてみてはいかがでしょう。

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パティスリーISOZAKI

http://www.p-isozaki.jp/

〒103-0007

東京都中央区日本橋浜町3-3-1トルナーレ日本橋浜町

電話:03-5643-791

[取材日:2016.6.7]
写真:鈴木優太 文:井上麻子

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